「環境ラベル」をご存知ですか?
環境ラベルとは、商品やサービスが環境に与える影響に関する情報をラベルの形で表示したもので、購買の場面で消費者に環境に優しい製品の選択を促し、それを通じて企業に環境に優しい製品の開発・製造を促します。
環境ラベルには次のようなものがあります。
・エコマーク
ライフサイクル全体を考慮して環境負荷が少ない、もしくは環境保全に役立つ商品につけられるマークでISO規格に則した環境ラベル制度です。
エコマークは環境(Environment)と地球(Earth)の頭文字「e」の形をした手が地球を包み込むデザインです。
2007年9月現在、4726商品にエコマークが表示されています。
・牛乳パック再利用マーク
使用済み牛乳パックを原料として全部もしくは一部に利用した商品につけられます。
最終商品にマークをつけて販売を希望する企業は使用許可を受けます。
2006年3月現在、トイレットパーパー、ノート、印刷用紙など17品目が対象物品です。
・省エネラベリング制度
省エネルギー法に基づいて定められた省エネ基準達成度を表示する制度です。
通常の省エネ性を持った製品のマークは橙色で、基準を達成した製品には緑色のマークが表示されます。
エアコン、冷蔵庫、テレビなど16品目が対象物品です。
・統一省エネラベル
現在市場に出ているそれぞれの製品のエネルギー効率の位置づけを最もすぐれている5つ星から1つ星の5段階で表示します。
エアコン、テレビ、電気冷蔵庫の3品目が対象品目となっています。
・低排出ガス車認定
自動車の排出ガス低減レベルを占めるもので、自動車製作者からの申請に基づき、国土交通省が認定します。
低減レベルによって、超・優・良の3段階があります。
排出ガスの低減性能が高い自動車を普及させる狙いがあります。
地球温暖化の対策として様々な商品やサービスが販売されています。
環境ラベルには、この他、エコガラス、グリーンマークなど様々なものがあります。
多くの商品の中から、環境に優しい商品を選ぶ時、ラベルを確認して購買の目安としてください。
ひとりひとりの消費行動が地球温暖化を防ぐ大きな対策となるのです。
「エコツーリズム」は、エコロジーとツーリズムの造語であり、通常のパッケージ・通過型の観光旅行とは違い、地域の自然環境の保全に配慮しながら自然と触れ合ったり、自然観光資源についての有識者から案内や助言を受けて、知識や理解を深めたりする活動のことです。
実際に自然と触れ合うことで、その仕組みを理解したり、ゴミを散乱させないなど自然保護に配慮した観光を推進しなくてはなりません。
しかし、地域環境への配慮を欠いた自然体験ツアーをエコツアーと呼んだり、観光によって自然環境に悪影響を及ぼす例も見受けられます。
このため、エコツーリズムを通じた自然環境保全、観光の推進、地域振興、環境教育推進を図るために2007年6月エコツーリズム推進法が成立し、2008年4月1日施行されました。
この法律では4つの基本方策を定めています。
・政府がエコツーリズムの基本方針を策定する。
・市町村が事業者、NPO等、専門家、関係行政機関、土地所有者など地域関係者による推進協議会を設置できる。
・協議会はエコツーリズム推進方策を策定できる。
・地域の自然観光資源を保全する。
推進法の大きな特徴は、環境保全だけでなく、地域環境と密接に関係する風習など伝統的な文化も含めていることです。
日本ではエコツーリズムを早くから取り入れている知床、小笠原などの地域がある一方で、これから取り入れようとしている地域も多くあります。
地域の自然を大切にして、環境の保護など自然への関心を高めることは、地球温暖化を防止する対策のひとつと言えるでしょう。
地球温暖化を進めてしまわないためには、まず身近な環境に関心を持ち、それを守る対策を考えるのが大切なのです。