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地球温暖化のメカニズム

地球温暖化とは大気中の温室効果ガスの濃度が高まり、地球の気温が上昇して地球環境に深刻な影響を与えることです。
温室効果ガスとは、地球を温室のように包んで動植物にとって住み良い温度に保っている気体で、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素などです。

地球の気温は、太陽からのエネルギーの入射と地球からのエネルギーの放射のバランスによって決定されます。
現在、温室効果ガスの増加のために地表からの放射熱を吸収する量が増えて、地球全体が温暖化しています。
気候を安定化し、温暖化による悪影響を防ぐためには温室効果ガスの排出量と吸収量のバランスを取らなければなりません。
20世紀半ば以降に観測された世界の平均気温の上昇のほとんどは、人類の活動で排出された温室効果ガスの増加の可能性が高いと言われています。
今のままの現状では、温室効果ガスは年々増加して地球温暖化は進んでしまいます。
取り返しのつかない被害を回避するには、地球温暖化の影響を深刻に受け止めて、各国が温室効果ガスを削減し、地球温暖化を阻止する対策が必要なのです。

地球温暖化が進行して気温が上昇すると気候変動により様々な影響が出ると言われています。
どのような影響が考えられるのでしょうか。
20世紀末の気温と比較して考えてみましょう。

・20世紀末と比べて1度上昇までの場合
生活環境では、数億人が水不足にさらされる。
洪水と嵐による被害の増加。
熱波、洪水、干ばつによる羅漢率や死亡率の増加。
森林火災リスクの増加。
生態系では、種の分布範囲の変化。

・2度上昇の場合
低緯度で穀物の生産性が低下。
中高緯度でいくつかの穀物の生産性が向上。
最大30%の種で絶滅リスクの増加。
ほとんどのサンゴの白化。

・3度上昇の場合
1年間に沿岸洪水を経験する人が数百万人増加。
海洋の循環が弱まり生態系が変化する。
広範囲でサンゴが死滅。

・4度上昇の場合
栄養失調、下痢、呼吸器疾患、感染症の増加。
低緯度のすべての穀物の生産性の低下。
中高緯度のいくつかの地域で穀物の生産性が低下。
地球上の沿岸湿地の30%が消失。
地球規模での生物の重大な絶滅。

すでに、地球上では地球温暖化の影響が現れています。
ヨーロッパ全体では2003年熱波により5万人以上が死亡するなど大きな被害が起きました。
アメリカを2005年襲ったハリケーン・カトリーナのように強い熱帯低気圧が発生し、大雨の頻度も増加しました。
ツバルでは海面上昇により、国土が水没する危機に瀕しています。
北極の氷の融解から、ホッキョクグマが絶滅の危機を迎えています。
このように、今すぐ温暖化への対策が必要な時代となっています。
その対策も先進国、発展途上国の協力が必要です。

このような地球温暖化による地球への悪影響を阻止するために様々な対策が現在取られています。
そのひとつが1992年の地球サミットで締結された気候変動枠組み条約で、目的は温室効果ガスの濃度を気候系に危険な影響を与えない水準で安定させることです。
この条約に実行力をもたせ、2000年以降の具体的目標を定めるために1997年に京都議定書が締結されました。

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