原子力発電とは、ウランなど核燃料が原子炉の中で核分裂するときに出る高温・高圧の蒸気を利用して発電することです。
日本では、1966年に東海発電所が最初に原子力発電を始めました。
ウランはオーストラリアやカナダなど政情の安定している国からの輸入のため、安定的に供給確保ができ、ウランによる原子力発電はエネルギー効率が高いことから、日本のエネルギーの重要な位置を占めるようになっています。
発電そのものは二酸化炭素を出さないことから地球温暖化の対策として日本では原子力発電を推進しています。
2006年12月現在、商業用の原子力発電所は日本で55基運転しており、私達の使う電気の約1/3を発電しています。
使用済み燃料からウランやプルトニウムを取り出してリサイクルし、ウラン燃料の利用効率を高めることができます。
プルサーマルは再処理されたウランとプリトニウムを混ぜて加工してできたMOX燃料を、再び原子力発電所で利用することです。
日本ではこのプルサーマル導入を各電力会社が目指しています。
しかし、放射能漏れが起こると人体に大きな被害が起こることから、放射性物質の安全管理の徹底が不可欠であることや、放射性廃棄物の処分の問題があります。
今後、発電所の耐震性も含めどのように安全性を高めるかが重要となっています。
原子力発電は地球温暖化を阻止する対策としては大きな位置にありますが、ドイツなど原子力発電を将来全廃するところもあり、国によって扱いが違うのが現状です。
化石燃料は、1億年以上前の地中に埋もれた動植物が時間をかけて変化してできた燃料で、石炭、石油、天然ガスなどのこと。
18世紀、イギリスで始まった産業革命では、石炭を燃料とする蒸気機関車の発明から、飛躍的に石炭が燃料として使われるようになりました。
20世紀後半には、燃料は石炭から石油の時代へと変化し、先進国の大きな経済成長により、エネルギー消費が急増しました。
エスカレートする豊かさや経済発展の追求により、化石燃料の消費が大きくなり、それによって地球環境悪化の問題が起こり、地球温暖化を加速してしまいました。
日本では、第一次石油危機の発生後、石油以外の天然ガスや原子力の利用が進んでいます。
限りのある化石燃料に依存した結果、エネルギーの枯渇問題が発生しています。
2006年現在、エネルギーの可採年数は、石油41年、天然ガス65年、石炭155年、ウラン85年となっています。
この対策として、持続可能な発展のために省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの開発、脱化石燃料を目指し環境負荷の少ない経済的で安定したエネルギーの組み合わせが摸索されています。
再生可能エネルギーとは、風力や太陽光など自然界に大量にあり、使用してもなくならない資源を指します。
太陽光発電、太陽熱利用、風力発電、バイオマスエネルギーなどが再生可能エネルギーです。
コスト面や供給面の安定性に問題はありますが、地球環境問題、地球温暖化への対策として導入への期待が大きいのです。